融資を利用して開業(出店)を目指されている場合、融資申請をする前に事業をする場所(つまり、お店をするための物件)を決めておく必要があります。「資金が確保できてないのに物件の契約なんて先にできないよ」って思われるかもしれませんが、不動産の賃貸借契約では貸主が認めれば、特約事項に停止条件を付け、もし融資が実行されなかった時には契約が無かったことにすることができます。こうして、物件を確定して融資申請を行います。

商標不動産会社で仲介業務を手伝っていたとき、創業融資を利用して開業希望の方からのお申込みがあった時には、殆どのケースで募集受付を止めずにどんどんご紹介を継続し、2番手、3番手のお申込みを積極的に受付ていました。
実は、これは他の不動産業者でも殆ど同じです。

何故だと思いますか?

答えは、殆どの申込者が融資を受けることができないからです。

不動産業者は何も意地悪しているわけではありません。
融資を受けられないか、融資は受けられても希望の金額から大幅に減額されるという人が多く、結局のところ開業資金が足らないという人が非常に多いのです。ですから、不動産業者は2番手、3番手をどんどん受付続けるのです。

創業のための融資は、いろいろと種類がありますが、実は開業の経験が無く個人や小規模の事業を開始しようとする人の場合には、日本政策金融公庫の新規開業資金という融資を申請することになります。

この日本政策金融公庫と言うのは、日本国民の税金を活用して低い利子で融資を行っている事実上は国の機関で、政策金融公庫の融資が通らない事業者に他の銀行や信用金庫などの金融機関は絶対に融資しません。(いわゆるサラ金などは別ですが…) つまり、先ずは日本政策金融公庫の融資から借り入れを始めるということなのです。

そして、日本政策金融公庫に申請をして、審査に落ちてしまうと、再チャレンジは直ぐには受付けて貰えません

融資審査に落ちるということは、開業できる準備が充分ではないという判断が下されたということです。それは、自己資金の金額かもしれませんし、始めようとしている事業に関する経験不足かもしれません。資金不足でも事業経験でも、数日や数か月で解決ができる問題ではありません。お金なら、誰かから借りたり貰ってくれば良さそうに思われますが、残念ながらそれは自己資金として認めてもらえません。

もう一つ融資審査に通らない理由があります。それが計画不足という理由です。これは、簡単に言えば、その段階では経営者として向いていないと判断されたということです。きちんとした計画を立てることもできない、無理な計画を立てているというような、失敗が目に見えている相手には国民の血税を貸し出すことはできないと判断するわけです。

無茶なチャレンジを修正するためには、お金と経験で解決するしかありません。お金とは自己資金のことですから、それを準備するためには自分でコツコツ働いて貯める必要がありますし、経験についても、始めようとしている業種業態をやっているところに勤めるしかありません。そうすると、再チャレンジが認められるようになるのはかなり先の話にならざるを得ないのです。

つまり、もう別の話として何年も先に再度出直すということで、同じ話での再チャレンジは在り得ないということなのです。
ラーメン屋をやりたくて一度申請をして、次に蕎麦屋にすれば良いという話では決してありません。ラーメン屋なら、何年後かにラーメン屋で再申請するのですが、その時には以前の自分では無くなっているということです。数年後には自分のラーメン屋をするために「更にラーメン屋でコツコツ働き、その働いたお金で貯めた自己資金を持っている変身した自分」になっているということなのです。

このように書くと、創業融資を受けるのは、物凄く大変なことだということが理解して頂けると思います。経験もしっかりあって、自己資金で全てかまなうことが出来れば、誰に文句を言われることなく事業を開始できるのですが、なかなか自己資金だけで開業できる人も少ないのが実情です。しかし、融資審査は単にお金と経験だけで判断するわけでは無く、その人が経営者としてきちんと貸したお金を返済し続けることができるかどうかということも見られます。これだけがかなり抽象的な審査基準なのです。しかし、この最後のハードルを確実に超えられるかどうかがポイントになるのです。

この最後のハードルを確実に超えるためには、実はテクニックが必要です。

この最後のハードルを越えるための準備をしっかり行うのが、「創業融資申請アドバイザリー」です。

似たようなサービスをしているところもありますが、幾ら日本政策金融公庫の担当者と顔なじみであっても、コネがあっても、残念ながらそんなものは全く役立ちません。まあ、ちょっと早く面談日を設定してもらえるかもしれないという程度です。
しかし、当社は総合的な観点で確実に融資審査を通すための対策を行います。それは、当社が「建築」と「店舗」を総合的に知っていて、それに関するブレーンを持っているからです。その中には、不動産業者、建築士、施工会社、会計士も居ます。それらの百戦錬磨のノウハウを駆使して、開業を完全支援することが出来るからです。

ワンチャンスしかない融資申請、確実に融資を満額で獲得したいとお考えの方は、当社の「創業融資獲得アドバイザリー」をご利用ください。
お問い合わせ、ご相談は無料。サービスのご契約を頂いても「完全成果報酬制(融資実行金額の3%+6万円・消費税別)」ですので、融資が受けられなければ費用は頂きません。